無電極放電ランプは従来の蛍光ランプとどう違うのですか?
無電極放電ランプと従来の蛍光ランプの共通点は、励起された希ガスによって放出された紫外線が発光管の蛍光体に当たって可視光に変換される点です。そして、どちらも発光管内壁に塗布された表面層によって光色が決定されます。蛍光ランプは水銀と電子を衝突させて放電を発生させる仕組みで、このアーク放電に必要な電圧が安定器によって提供されますが、そのたびに電極が消耗し、ランプ故障に至ります。無電極放電ランプには電極がなく、誘導結合による高周波発電装置が磁界を発生させて希ガスを励起させる仕組みです。電極を持たないのでランプの寿命が長く、寿命は6万時間にも達しており、6万時間経過後の光束維持率も70%に達します。言い換えると、無電極放電ランプの定格寿命はハロゲンランプ(7500時間から2万時間)の五倍から十三倍、T12蛍光ランプの七倍にもなるのです。
* 一日中時間の点灯と仮定する
無電極放電ランプの発光効率は?
1ワットあたりの光の量(ルーメン)を較べると無電極放電ランプ(80lm/W)はハロゲンランプ(70lm/W)を上回りますが、T5蛍光ランプ(100lm/W以上)に較べると劣ります。
無電極放電ランプはどのような場所に応用できますか?
無電極放電ランプは高所、ランプ交換作業に困難や危険がともない費用のかさむ場所での使用に適します。超低温環境下にあっても、通常環境下の蛍光ランプと同様の発光効率があるので無電極放電ランプの応用範囲はかなり広く、倉庫、工場、体育館をはじめ、トンネル内、道路、屋外施設などに向いています。
無電極放電ランプが高コストの理由は?
無電極放電ランプシステムの価格はハロゲンランプ系の五倍から六倍し、照明器具の新規購入投資額の高さは資本回収までの期間を引き延ばし、投資利益の減少をもたらします。しかし、無電極放電ランプはランプ一本から発せられる光の量が多く、これだけで30%の初期投資とその後のランニングコストの節減になり、また発光効率もハロゲンランプと較べて15%も高いので、十年のタイムスパンで計算すると、交換ランプ代とランプ交換作業費用が節約されて不必要となる分だけでも初期投資を大きく上回ることになるのです。
ハロゲンランプと較べて無電極放電ランプの有利な点は?
Iハロゲンランプと較べて無電極放電ランプの有利な点は、瞬時に点灯、消灯が可能なところです。トンネル内や道路の照明設備でハロゲンランプが取替えされているのは、時速88キロで運転中に、停電中のトンネル内でハロゲンランプが点灯するまでゆうに二分はかかるからです。ほとんどのトンネル内照明は予備の直流電源を備えており、停電中にはこの電池の電力を使用して発光させますが、ハロゲンランプはランプが冷えて希ガスが固体状を回復するまで、一定時間が経過しないと再び発光することはありません。この問題を解決するため、臨時のT5蛍光ランプやCFLランプを設置しているのですが、こうなると器具の取り付け費用や定期検査といったメンテナンス費用がかさみます。しかも、多くの場合、これらの臨時の設備はほとんどが必要最小限のレベルであり、ワット数が不足しがちで、適切な明るさを提供できません。弊社のトンネル内向け照明器具SOLARA ILSは即刻DC電源に切り替わるので、トンネル内照度はいっさい影響を受けません。
無電極放電ランプが有利なもうひとつの点は、その光束維持率の高さです。最も典型的な例は、「使用寿命もあと四割を残すだけ」というまで時間が経過したとき、ハロゲンランプの光束維持率と発光効率はかなり消耗しています。たとえば、400Wのハロゲンランプ一個から発せられる光の量は36,000ルーメンですが、「使用寿命も残り四割」の段階にさしかかると、これが25,000ルーメンになり30%も減少します。よって定期的にすべてのランプを交換しない限り、照明システムのパフォーマンスはかなりの落ち込みを見せます。400W SOLARA ILSの試験結果によると、2万時間経過後の光束維持率は依然82%もあり、6万時間経過後でも、70%を保っています。同じ使用時間で、ハロゲンランプならばランプ六個を交換しなければならず、しかも光束維持率は最大で50%まで落ちています。
